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INTERVIEW

先輩インタビュー

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N・Hさん

令和5年採用

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

Q.センターを志望したきっかけを教えてください。

 平和の大切さについて国内外に広く理解してほしい、多文化共生を進めたい、そしてその力になりたいと思い志望しました。
 センターは、被爆体験の継承、平和の推進、国際交流の促進に取り組んでおり、まさにすべてが私の携わりたい内容でした。学生の時に、平和記念公園で通訳案内をしたり、国際交流のボランティアを経験してきた、自分の経験を少しでも活かすことができればと思いました。

Q.職員になった後、センターに対する見方に変化はありましたか。

 センターは広島市の外郭団体なので、市役所の仕事と似ているのかなと思っていましたが、想像していたよりも専門性が高いと感じました。
 例えば、被爆者の方から直接証言を聞いて体験記を執筆する事業を担当しました。その際、当時の町名・学校名や戦時下の社会に関する知識が必要となりました。また、放射線による後障害や差別等の原爆被害の特殊性など、就職後深く知ったことも多くありました。このような専門的知識が求められる仕事に、非常にやりがいを感じます。
 広島ではニュース番組で平和に関する取り組みが毎日のように報道されています。それらが今までよりも身近に感じられるようになりました。

Q.以前の職場と比べて、センターの印象はどうですか。

 前職は行政事務で、似たような組織の中で働いていました。しかし、センターでは自分に与えられた裁量がはるかに大きく、やりがいを感じます。例えば、前職では勤怠管理や臨時職員の採用は人事課が行っていましたが、こちらでは採用1年目の私が担当していました。役職のない私がここまでしてもいいの!?という驚きはありましたが、2年目になればすっかり慣れてしまいました…笑
 センターは、広島はもとより、世界の中でも最も平和事業に力を入れている財団のひとつだと思います。その組織で仕事ができることを誇らしく思います。

Q.これまでに印象深かった業務について教えてください。

 現在担当している、“被爆体験伝承者等派遣事業”です。被爆体験伝承者は、3年の研修で、被爆者からその体験を詳細に引継ぎ、次の世代へと伝えていただく方々で、現在200人を超えています。その伝承者等を全国の学校や自治体に派遣しています。
 申込件数は年100件単位で増加しており、それだけ多くの方に被爆体験を聞いていただけたのだと嬉しく思います。まさに広島の取り組んでいる“被爆体験の継承”に自身の仕事が直結しているのだとひしひしと感じる業務です。

Q.仕事以外の時間はどのように過ごしていますか。

 時間外勤務は少なく、定時帰宅がほとんどです。帰宅後は家族とゆっくり過ごしています。休日は習い事(ピラティスを始めました)やお買い物などをしています。ローテーション勤務のため、連休になることが多いです。その時にはよく旅行をします!

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