- 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
N・Hさん - 総務部 総務課
M・Sさん - 国際部 平和首長会議運営課
T・Iさん - 総務部 総務課
Y・Yさん - 国際部 国際市民交流課
M・Iさん - 広島平和記念資料館 学芸課
Y・Dさん

M・Sさん
平成29年採用
総務部 総務課
Q.センターを志望したきっかけを教えてください。
大学卒業後東京の会社で勤務していましたが、将来は広島に戻りたいと考えていました。そんな時、母からセンターが職員を募集しているとの連絡がありました。広島で生まれ育った私にとって、広島平和記念資料館は物心ともに身近な存在で、広島でしかできない仕事ですし、英語を使う機会のあることも私の希望に合致していたため、志望しました。
各国外交官等を対象にした研修プログラムに従事した際は、拙いながらも継続的に英語を学習してきたことが役に立ったと感じました。
Q.職員になった後、センターに対する見方に変化はありましたか。
職員になる前は、センターの活動が主に資料館の運営であると思っていました。しかし、センターの仕事は平和推進事業だけでなく、国際交流・協力事業など多岐にわたっており、国内外の多くの団体と協力しながら仕事を行っていることを知りました。
Q.以前の職場と比べて、センターの印象はどうですか。
センターは、一般的な民間企業のように利益追求ではなく、核兵器廃絶や世界平和を目標にしているという点で大きな違いがあります。また、職員それぞれが、高い専門性と責任感を持って、業務に取り組んでいるという印象です。
Q.現在の仕事内容について教えてください。
平和文化振興担当として、広島への修学旅行に関するアンケートを実施し、広島での平和学習をより良いものとするため、アンケート結果から課題やニーズを抽出し、まとめました。
また、被爆80周年となる今年の平和記念式典前後に行う「ヒロシマ平和学習受入プログラム」に、全国から1人でも多くの子どもたちを派遣していただけるよう働きかけを行っています。そして、次の若い世代にバトンを引き継ぐことを、全国の自治体と一緒に進めて行きたいと思っています。
Q.これまでに印象深かった業務について教えてください。
修学旅行生に、被爆者の話を聞く機会を提供する業務です。年間2,000を超える団体が聴講しています。被爆者の方々が、「自分と同じような悲惨な思いはしてほしくない」という一心で、つらい体験を語る姿を目の当たりにし、皆さんが話しやすく、また、子どもたちに共感してもらえるよう努めました。
さらに、身を削る思いで体験を語り伝えている被爆者の方々の姿を見て、今当たり前に仕事をし、家族と過ごすことができるのも平和だからこそだと、戦争や平和を自分事としてとらえるようになりました。
Q.仕事を進めるうえで大切にしていることを教えてください。
チームメンバーとの協力とコミュニケーションを大切にしています。特に意見の交換や情報共有を積極的に行うことで、問題解決のヒントを得ることができます。私を含め3人のチームですが、先輩職員は経験豊富で親しみやすく、後輩のサポートを惜しまない人たちだと感じています。お互いの意見を尊重し、助け合いながら共通の目標に向かっています。
また、日々の業務の中で小さな成功体験を積み重ねることでモチベーションを維持し、次の課題に取り組むよう心掛けています。
さらに、適切に休息をとってリフレッシュし、心身のバランスを保つことも大切にしています。